てぃーだブログ › 愛犬の健康と介護 › 犬・猫のアロマ › アロマ中毒のご相談がありました。

2011年07月26日

アロマ中毒のご相談がありました。

今月初旬に、県外からご相談がありました。

「 愛犬さんに、アロマ虫除けスプレーを使ってから
 食欲不振で、吐き気もあり、元気がなくなっている。」

動物病院の検査でも異常は見られず、
原因不明の体調不良ということで大変ご心配&お悩みでした。

ご相談者が使っていたアロマ虫除けスプレーには、
”安全性テストが行われていない精油”が使用されていました。

当該植物に関する情報を提供して
セカンドオピニオンのアドバイスを勧めました。

現行のアロマ情報は、
同じ植物でも、主に水溶性成分であるハーブに由来するものが殆どです。
そして、精油の副作用や生理・代謝機能との関係など 安全性に関する教育も殆ど行われていないので、 科学者やメディカルハーバリスとなどから、非常に深刻な問題点として指摘されています。

日本アニマルアロマセラピー協会では、ネコのことがあるので
アロマ(精油)の副作用や薬物代謝など徹底した安全教育が行われます。
(協会には、健康被害に関するご相談などが多数寄せられてます)

精油成分は、薬剤や毒物と同じ生体外物質です。
そのため、用途や種類を誤ったり、体内蓄積を引き起こしてしまうと健康被害を及ぼします。

お薬との相互作用、すなわち薬剤の生物学的利用能(Bioavailability)にも影響を与えるため、
病気の治療を行っている愛犬に、
注意 精油やアロマ製品を使用してはいけません。
注意 お部屋の香りや匂い消しとして利用することも控えて下さい。

万一、何かあってからでは、
猫ちゃんのように命に関わることもあります。
アロマ中毒が疑われる場合でも、
検査で異常がみられないケースでは、治療が難しくなります。

現在、アロマの安全性は再調査されて見直しが行われています。
将来、規制がかかる可能性も指摘されていますので、世の中の安全情報にはくれぐれもご注意ください。

ご相談者の愛犬さんは、セカンドオピニオンを受け徐々に回復しています。
お役に立てて、本当に良かったです。

アロマ中毒のご相談がありました。


あしあとピンク 動物のアロマには、人のアロマ理論を応用した歴史があります。
   犬・猫たちに与えるアロマの影響が、徐々に明らかとなり、
   深刻な健康被害など多数報告されています。
   犬への影響が心配なアロマ製品やレシピも多いです。
   ご注意ください。

あしあとピンク アロマセラピーや精油に関するご質問などがございましたら、
  いつでも、下記メールまでご連絡下さい。

E-mail: animalaroma★hotmail.co.jp
メールを送る際には、★の部分を@にして下さいね。



同じカテゴリー(犬・猫のアロマ)の記事
秋ですね
秋ですね(2012-10-27 19:02)


Posted by アニマルアロマ at 19:07│Comments(0)犬・猫のアロマ
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
オーナーへメッセージ
アクセスカウンタ